毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、国立大機能強化や値上げを検討」「全国学力テストの結果公表、“主体的・協働的”な授業の重要性も」「近視、学年上がるほど増加 文科省の小中学生調査」について取り上げています。
文部科学省、国立大機能強化や値上げを検討
全国に86校ある国立大の課題や今後の在り方を議論する文部科学省の検討会が30日、初会合を開いた。2004年の法人化以降、国からの交付金減などで財政状況が悪化し、研究力低下も指摘される中、大学の機能強化に向けた具体的方策を議論。財源確保に向け、授業料値上げも今後のテーマとなる見通しだ。
全国学力テストの結果公表、“主体的・協働的”な授業の重要性も
文部科学省は、小学6年生と中学3年生を対象に今年4月に行われた「全国学力テスト」の結果を公表し、小・中ともに、石川県が1位となりました。自らの関心に沿って主体的に学ぶことや、対話を通じて共に学ぶことが学力向上のカギだとしています。
中略
テストと同時に行われたアンケート調査をもとに文科省が分析したところ、▼自らの関心に沿い見通しをもって粘り強く学習に取り組む「主体的な学び方」や、▼対話を通してクラスメイトらとともに学ぶ「協働的な学び方」を重視した授業を受けた子どもたちの正答率が高い傾向が見られたということです。
近視、学年上がるほど増加 文科省の小中学生調査
文部科学省は31日、小中学生を抽出して実施した近視の実態調査の結果を発表した。近視と判定された児童生徒は小学校中学年で4割程度だったのが、中学で6割程度となり、学年が上がるほど増える傾向が出た。
2023年度に約5200人分を集計した調査結果によると、近視の割合は小3が35.9%、小6が53.4%、中3が60.9%などとなった。
生活習慣と近視や視力低下の関係も分析した。屋外に出ることが多い子どもの方が、外に出ない子どもに比べ、視力が低下しにくかった。パソコンなど電子機器の利用時間が長いほど、視力低下につながる傾向が浮かんだ。