毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省の生成AIガイドライン、今冬改定へ」「文科省、2023年度『文部科学白書』を発表」「次期ICT環境整備方針の方向性 WGが取りまとめを了承」について取り上げています。
文部科学省の生成AIガイドライン、今冬改定へ
AI教育に関する注目ニュースです。文部科学省が昨年7月に公表した小中高向けの生成AIガイドラインが、今年の冬を目処に改訂されることが明らかになりました。次期ガイドラインは、ChatGPTのようなテキスト生成AIだけでなく、画像や音声などの新しく普及した生成AIに対応した内容が盛り込まれる見込みです。
文科省、2023年度『文部科学白書』を発表
文部科学省は7月19日、2023年度『文部科学白書』を発表した。
2023年度間にあった文部科学行政の新しい動きを、総合的教育政策と生涯学習、初等中等教育、高等教育、私立学校、科学技術・学術政策、スポーツ、文化芸術、国際交流・協力、ICT活用、学校施設整備および防災・減災、東日本大震災からの復興・創生の進展 、文部科学省改革の12の領域ごとにまとめている。
次期ICT環境整備方針の方向性 WGが取りまとめを了承
有料記事のニュースになりますが、こちらも注目の内容です。重要ポイントは「円滑なクラウド活用を前提とした1人1台端末をはじめとする学校のICT環境は、これまでどおりの指導や学習を単に効率化するための付加的な整備ではなく、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実等を図る上で必要不可欠な学習基盤である」をICT環境整備の基本方針に据えるという点です。詳しくはリンク先の記事をご覧ください。
今後の学校のICT環境整備に向けて、中教審初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会のワーキンググルー プ(WG)は7月22日、第6回会合を開き、WGとしての次期ICT環境整備方針の方向性についての取りまとめを大筋で了承した。GIGAスクール構想で導入された端末の更新が都道府県単位での共同調達となったことを踏まえつつ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に不可欠な学習基盤として学校のICT環境の整備に取り組んでいくことをうたった。