毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「大学入学共通テスト、全都道府県に追試会場を設置」「都立高入試、英語スピーキングテスト活用を正式決定」「黙食解除など求める要望書を保護者団体が国へ提出」について取り上げています。
大学入学共通テスト、全都道府県に追試会場を設置
文部科学省はコロナ禍を考慮して、来年1月の大学入学共通テストの追試験会場を来年も全国47都道府県に設けると発表しました。
センター試験の時代から追試験は例年1週間後に設定され、追試験会場は東京など2か所となるのが通例でした。しかし、今年と去年は新型コロナ感染症からの回復を考慮して、特例として追試は2週間後に実施され会場も各都道府県に設置されていて、来年も引き続き特例での対応となります。
来年の共通テストは1月14日と15日に行われ、追試験は1月28日と29日に各都道府県に設置される会場で実施されます。
都立高入試、英語スピーキングテスト活用を正式決定
物議を醸している都立高校の英語スピーキングテスト活用ですが、東京都教育委員会が正式採用を決定したと発表しました。
東京都教育委員会は22日、2023年度の都立高校入試の実施要綱を発表した。既に導入方針を示していた英語スピーキングテストの入試への初活用も正式に決まり、11月に都内の公立中学生約8万人を対象に実施される同テストの点数が、都立高校入試の総合得点に加算されることになる。同テストは既に約95%の生徒が受験の申し込みを済ませているが、一部の保護者や研究者らからは「公平性を確保できるのか」などと反発する声も上がっている。
黙食解除など求める要望書を保護者団体が国へ提出
黙食解除を希望する保護者・生徒が増えてきているようです。
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)対策が子ども達の心身や成長、健康に影響を与えていることを不安に思う全国の保護者が中心に活動する団体である全国有志子どもを思う会とこどもえがおプラットフォームは、子どもの感染対策に関する全国209自治体に対する調査の結果をもとに9月15日、文部科学省と厚生労働省に要望書を提出したのでお知らせします。