最近、久しぶりに開発の仕事のご相談がありました。エンジニアとしては一線を退いているため断ることも考えましたが、仕事選びの教訓を思い出して、やれることをやろうと決めました。仕事選びの教訓、それは「仕事内容よりも『誰』からの依頼かで仕事を選ぼう」です。
「”誰”からの仕事か」で仕事を選ぼう
メンターの方に教わった仕事選びの教訓です。
仕事の内容や難しさ、やりがい、使命感、選ぶ基準はいろいろありますが、一番大事なのは「誰からの仕事か」ということです。依頼人が信用できる人であれば、仕事内容がどうであれ引き受けることをお勧めします。
依頼人が信頼できる人であれば、あなたの仕事ぶりをちゃんと見てくれるからです。仕事内容が仮につまらないものだとしても、依頼した人はそのことを当然承知しているでしょう。その”つまらない仕事”をあたなが一生懸命にこなしたら、とても感謝されるはずです。そして次の仕事のときには、あなたにとって”もっと良い仕事”を回してくれるでしょう。
要するに、「その時の仕事内容の価値」で選ぶよりも「依頼人との今後の関係性」の方が相対的に価値が高くなるということです。もちろん、仕事内容をこなせる能力があることが前提ですが。
この戦略は、若い人には特にお勧めです。なぜなら若い時は経験が少ないので、仕事の本当の価値を見極めるのはとても難しいです。それなら、「誰と仕事をしたいか」で仕事を選んだ方が長い目で見た時に得になるからです。
とは言っても、世の中には「信頼できる人のふりをした信頼できない人」が沢山いるのも事実ですめ。もしそういう人の仕事を受けてしまった時は、人を見る目が無かったなぁと思ってその人から離れて、次の新しい縁(仕事)を大事にすれば良いのです。そうするうちに、本当に信頼できる人たちと一緒に仕事をすることができるようになります。
起業して8年。この教訓に従わなくて手痛い失敗をしたこともありますが、この教訓に従ったおかげで素敵な方々と仕事ができるようになったと思います。これからも信頼できる人たちのために仕事で尽くしていきたいと思います。