先生のための Weekly 教育ニュース(10/13〜10/19)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「教員の勤務時間、OECD調査で日本は最長」「文部科学省、子どもの自殺対策に関する新指針を公表」「東京大学、2学部新設構想を公表」について取り上げています。


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教員の勤務時間、OECD調査で日本は最長

調査は原則5年に1回実施し、OECD加盟国を中心に教員や学校の環境を調べている。今回は4回目で、コロナ禍の影響で6年ぶりの実施となった。

文部科学省によると、1週間の勤務時間は今回、前回調査に比べて小中学校いずれも4時間ほど短くなった。しかし、国際平均(中学校はOECD平均、小学校は参加国平均)より、中学は14.1時間、小学校は11.7時間も長かった。

文部科学省、子どもの自殺対策に関する新指針を公表

児童生徒の自殺対策を検討する文部科学省の有識者会議が10月15日、オンラインで開かれ、自殺が起きたときに学校などが行う背景調査指針の改訂案が示された。改訂案では、調査内容のばらつきが課題となっていることを踏まえて、基本調査の様式や詳細調査への遺族の意向確認書が作成されたのをはじめ、いじめ重大事態調査に移行する際の注意点などが新たに盛り込まれた。改訂案は近くパブリックコメントにかけられ、同省は年内の改訂を目指している。

東京大学、2学部新設構想を公表

東京大学は2025年10月14日、現在計画構想中の2つの新学部について、パブリックコメントの募集を開始した。計画中の新学部は、人工知能(AI)や宇宙開発、量子コンピュータといった地球規模の社会課題を解決する可能性を持つ分野での人材育成を目指す「ディープテック学部」と「コンピューティング学部」。学生の多様な関心や進路志向に柔軟に対応し、教育体制そのものを再設計する取組みであり、文部科学省が進める「国際卓越研究大学制度」の第2期公募に連動する改革構想の一環とされている。