先生のための Weekly 教育ニュース(10/6〜10/12)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、学部・修士5年一貫を制度化案」「THE世界大学ランキング、東大26位 東アジア勢が急速に伸長」「EU委員長、子供のSNS利用に年齢制限を検討」について取り上げています。


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文部科学省、学部・修士5年一貫を制度化案

文部科学省は8日、大学学部と大学院修士課程を5年で修了できる一貫教育を制度化する案を中教審部会に示した。修了までの期間を短縮して大学院進学を促し、専門人材を増やす狙い。希望する大学が申請し文科省が認定する方式を想定している。年度内に大学院設置基準などを改正し、2026年度からの導入を目指す。

 修士課程の修了には通常、学部4年、修士課程2年の計6年が必要。現在でも成績優秀な学生を対象に5年で修了する特例があるが、限定的だった。

 文科省案では、学部と修士を5年一貫とする場合、(1)学部で通常通り4年間学び、修士を1年で修了する(2)学部段階で修士の単位を先取りし、修士を1年で修了する―のいずれかを大学が選択する。教育の質を確保するために、文科省が大学の計画を審査し認定する。

THE世界大学ランキング、東大26位 東アジア勢が急速に伸長

【ロンドン共同】英教育データ機関、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は9日、今年の世界大学ランキングを発表した。アジアから929校がランク入りし、過去最多という。THEは中国などの大学が順位を上げ、東アジア勢が「急速に進展している」と評価した。日本勢トップは東京大で前年28位から26位に上がった。

 全体1位は10年連続で英オックスフォード大。2位は米マサチューセッツ工科大が維持し、上位10位を英米勢が占めた。ただ、トップ500に入った米国の大学数は102で、過去最少だった。

EU委員長、子供のSNS利用に年齢制限を検討

【ワシントン=中根圭一】欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長は24日、子供のSNS利用に年齢制限を設ける「デジタル成人年齢」の導入を検討する意向を示した。EUでの規制の在り方を議論するため、保護者や教師、科学者らを交えた専門家チームを設ける。オーストラリアで成立した、16歳未満のSNS利用を禁じる法律などを参考にする。受付も開始した。