【お勧め記事】最高裁裁判官の国民審査は“すごく役に立ってきた”…「在外日本人国民審査権訴訟」で“違憲判決”を導いた弁護士が語る「1票の威力」とは

衆議院議員総選挙と最高裁判所裁判官国民審査を明日に控え、選挙に関するお勧め記事を紹介したいと思います。この記事では、専門家が国民審査の意義について、非常にわかりやすく説明しています。現在までに国民審査で罷免された裁判官はいないことから、「最高裁裁判官の国民審査は何の意味があるのだろう?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、国民審査が持つ重要な役割や、私たち国民が司法に参加する意義について理解が深まります。この記事を読んで、国民審査に興味・関心を持っていただけたら嬉しく思います。ぜひ、この記事を参考に、明日の選挙に臨んでいただければと思います。


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しかし、吉田弁護士は「国民審査は裁判官を罷免するためだけの制度ではなく、これまでも大きな役割を果たしてきた」と指摘する。
吉田弁護士:「国民審査の存在意義として、2つの機能が挙げられます。第一に、内閣による最高裁裁判官の指名・任命が正しかったかをチェックする機能です。内閣が法律の素養のまったくないことが明らかな人、たとえば有力政治家の後援会長のような人を恣意的に最高裁の裁判官に指名したら、さすがに国民審査で罷免されるはずです。国民審査の制度があるからこそ、それが抑止力となって、過去に間違った任命・指名が行われてこなかったことは間違いありません。
第二に、裁判官に『一般国民の意識』との乖離に気付いてもらうきっかけになります。罷免されなくても、裁判官は国民審査で何%の人から『×』を付けられたかを気にします。他の裁判官と比べて有意な差がついた場合、他の人との差は何なのか、振り返って考えるきっかけになります。