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先生のための Weekly 教育ニュース(12/7〜12/13)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「来年度から高校でも1人1台の端末配備へ」「PISAと並ぶ国際学力調査TIMSSの結果発表」「スマホを使った新方式の大学入試が登場」について取り上げています。


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来年度から高校でも1人1台の端末配備へ

急展開ですね。先週月曜日の時点では2022年度の整備を検討していた文部科学省ですが、2021年度に前倒しになったようです。

来年度中に高校1人1台の導入を目指して、第3次補正予算案に161億円を盛り込む方針です。私立学校も助成の対象ですので、私立高校の先生方は注意しておきましょう。

政府は、高校でもパソコンやタブレットなどの端末について生徒1人1台の配備を進めるため、国公私立高校に対し、低所得世帯の生徒が利用する端末の購入費用を支援する方針を固めた。来年度中の導入を目指し、今年度第3次補正予算案に161億円を盛り込む。

文部科学省は、新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン授業が広がっていることなどから、高校への配備支援も必要と判断した。1台4万5000円を支援額の上限とする方向だ。

PISAと並ぶ国際学力調査TIMSSの結果発表

PISAと並ぶ国際学力調査TIMSS(ティムズ)の2019年の結果が発表されました。TIMSSでは、世界の小学4年と中学2年を対象にした算数・数学と理科の学力を測る学力テストです。

日本は中2数学の平均得点が過去最高となるなど高い水準を維持し、算数・数学と理科の平均得点は小中とも世界5位以内だった。勉強が「楽しい」と答えた子供の割合も過去最高だった。

TIMSSの元データは、文部科学省のホームページから確認できます。

スマホを使った新方式の大学入試が登場

私立大学の産業能率大学は、来年の入学試験でスマホなどを使って情報を調べることができる新たな方式の試験を導入することを発表しました。

中学入試では東京女子学園がスマホ持ち込みOKの入試を実施して話題になりましたが、大学入試でスマホOKは初です。

「産業が衰退し人口減少が加速する近未来の自治体などのシナリオが提示され、問題を解決するための方策を記述式で回答させる」という課題解決型の入試問題も好印象です。今の時代に求められている素質や能力を測る試験ですね