【GLICC】マインクラフトとレゴで養う力

今日はGLICCの小学3・4年生クリエイティブコースの授業準備をしていました。GLICCのクリエイティブコースは、毎週金曜の夕方に開講している小3小4向けの講座です。授業準備といっても、講座はPBL(プロジェクト型学習)なので、いわゆる板書や課題プリントなどの準備は必要ありません。では何を準備しているのかと言うと、彼らがプロジェクトを進めやすくなるような学習環境を整えています。


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マインクラフトとレゴを使った学習

クリエイティブコースの理数パートでは、アウトプットの手段のひとつとして、マインクラフトやレゴを使用しています。上の写真は先週の講座の様子です。SDGsの17の目標から1つを選び、自分たちが解決したい「課題の状況」をレゴで表現してもらいました。作品はチームで協力して1つ作るため、自然と人間関係・対話のトレーニングにもなっています。

今週の講座では、レゴで作った「課題の状況」をマインクラフトの世界で創造してもらいます。マインクラフトでは、複数のプレイヤーが同じ世界で物づくりする協力プレーが可能なので、バーチャル空間での協働体験ができます。(今日の授業準備では、このようなマインクラフト環境+αを整えていました。)

バーチャル世界と実世界を行き来する力

レゴで作った先品をマインクラフトで作り直すのは、一見すると無駄に思えるかもしれません。しかし実は、このプロセスによって養われる大事な力があるのです。

レゴは、「手で触ることができるけど、材料や空間が制限されている実世界」です。一方マインクラフトは、「材料や空間が無制限で自由に創造できるけど、実際に触ることはできないバーチャル世界」になります。この二つの世界(虚と実)の特性を理解し、状況に応じて世界を行き来し、創造し、変換し、置き換えていくスキル。端的に言うと、「バーチャル世界と実世界を行き来する力」は、今後の社会では特に重要になっていくでしょう。(世間はまだ気づいていませんね。)

子供のICT教育において、最もハイレベルなコンテンツはプログラミング教育です。来年度から小学校でもプログラミング教育が必修化します。でも考えてみてください。これは「今のテクノロジーと社会」からみた価値なのです。本当に子供たちの将来を考えるのなら、「20年後、30年後のテクノロジーと社会」からみた価値が大事ではないでしょうか。

デジタルネイティブの感性を育てる

20年〜30年後では、「バーチャル・リアリティ(仮想現実)」や「オーグメンテッド・リアリティ(拡張現実)」が日常化しているでしょう。インターネットの世界が、バーチャル世界に進化するのです。メガネやコンタクトレンズ等のウェアラブルデバイスを使ってバーチャル世界にダイブし、そこで仕事をしたり遊んだりします。社会において、実世界以上にバーチャル世界の占める割合が拡大するのです。

このような未来社会において、「バーチャル世界と実世界の特性を理解し、状況に応じて世界を行き来し、創造し、変換し、置き換えていくスキル」はとても重要になります。そして、お気づきの方もいると思いますが、このスキルの根っこは、「デジタルネイティブの子供」が生来持っている感性なのです。この大事な感性を、クリエイティブコースでは育てていきたいと思っています。

最後に補足しますと、だからと言ってプログラミング教育の必要性が無くなるわけではありません。プログラミングは言わば、バーチャル世界における機能(ファンクション)を創造することに他なりません。実際、この講座でも近いうちにプログラミングを扱っていく予定でいます。その時はまた、このブログでも紹介したいと思います。

講座のお問い合わせ

講座については、GLICCの小学3・4年生 クリエイティブコースに直接お問い合わせください。お誘いいたします。