ChatGPTに新しい低価格プラン「ChatGPT GO」が登場しましたので紹介します。GOプランは月額8ドル(約1300円)と、従来のPlusプラン(月額20ドル/約3200円)の半額以下で利用できます。あわせて、無料版とGOプランでは広告表示の試験導入も始まりました。
節約志向のユーザーには魅力的に映るかもしれませんが、個人的な結論を先に述べると、課金するならPlusプランをおすすめします。
最新モデルが使えないGOプラン
理由は明確で、GOプランでは最新のAIモデル「GPT-5.2 Thinking」が使えないからです。生成AIの性能を大きく左右する最新モデルへのアクセスは、Plusプラン以上の特典。GOプランに課金しても、利用できるモデルは無料版と変わりません。
では、GOプランのメリットは何か。主に次の2点です。
- GPT-5.2 Instantの利用上限が拡大:無料版では5時間あたり最大10件までのところ、100件に増加
- コンテキスト量が倍増:AIが一度に理解できる文脈の量がPlusと同等に
GOプランが向いているのは、「無料版の性能には満足しているが、GPT-5.2 Instantの利用制限だけがネック」という人。ライトに使いたい層向けの、いわば”ちょい足し課金”の選択肢といえるでしょう。
学校の先生などの教育関係者が校務で教材を作るのに使うのであれば、GPT-5.2 Thinkingが使えるPlusプランがお勧めです。
生成AI初の広告導入
最後に、ChatGPTの広告導入について少し触れておきます。
生成AIサービスに広告を本格導入するのは、これが初の事例。ChatGPTが先陣を切ることで、他の生成AIサービスも広告モデルを採用しやすくなります。当然、競合であるGoogle Geminiも例外ではありません。
ここで注目すべきは、広告ビジネスにおいてGoogleは圧倒的な強者であるという点です。つまり、こういう構図が見えてきます。
- 短期的:ChatGPTが新たな収益源を確保し、先行者優位を得る
- 中長期的:広告市場での戦いに移行すれば、Googleに地の利がある
ChatGPTが自ら広告という土俵を開拓したことで、結果的にGoogleが得意なフィールドへの扉を開いてしまった——そんな展開もあり得るのではないか、と個人的には感じています。
福原将之の科学カフェ 「福原将之の科学カフェ」では、学校の先生や小学生・中学生・高校生の保護者に向けて、教育に関する情報を発信しています。カフェで読書をするような気楽な気持ちでお楽しみください。