昨日、茨城県守谷市「生成AI活用推進プロジェクト」アドバイザーとして、守谷市立黒内小学校にて授業視察を実施しました。
授業視察とアドバイス
最初に視察した学級活動(特別活動)では、「自分の夢」や「叶えたい願い」の実現方法を生成AIを使って考える授業が行われていました。生成AIを使いこなせるようになれば子どもたちの心強い味方になるという、AI教育の理想的なゴールを目指した授業でした。今回は個別ワークが中心でしたが、児童たちがICTやAIツールによって分断されることなく、自然に交流している様子から、普段から協働的な学習が根付いているクラスの雰囲気が感じられました。
続く国語の授業では、「つなぐ言葉(接続詞)」を使った作文実習が展開されていました。作文のお題「勇者の物語」は非常にわくわくするテーマで、児童たちも集中して課題に取り組んでいました。生成AIに書いた文章をチェックしてもらうことで、個別最適化された作文指導が実現されていた点が特に素晴らしかったです。
授業後の協議会では、担当教員の先生方に生成AI活用とアクティブ・ラーニングの視点から助言を行いました。両授業の優れた点を評価したうえで、児童たちが課題により熱中するための工夫や、より効果的なAI活用について具体的な改善案を提示させていただきました。
今後も守谷市「生成AI活用推進プロジェクト」アドバイザーとして、現場の先生方とともに、子どもたちの学びを豊かにする実践を積み重ねていきたいと考えています。
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