昨日、東京都が全都立学校での生成AI活用開始を発表したニュースをお伝えしましたが、他の自治体ではどのような状況なのでしょうか。
教育AI活用協会が今年3月に実施した調査結果をご紹介します。全国288の教育委員会・学校を対象とした生成AI活用に関する本調査によると、約9割の機関が生成AIの活用に関心を示している一方で、実際に導入が決定している、あるいは具体的な検討を進めている機関は4割にとどまっていることが明らかになりました。
多くの学校が「興味はあるが実践へのヒントがほしい」という段階にあることがうかがえます。この調査では、各機関のAI活用実証計画や利用予定の補助金に関する回答も詳細に分析されています。興味のある方はぜひリンク先の詳細をご覧ください。
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株式会社みんがくの代表 佐藤雄太が代表理事を務める、一般社団法人教育AI活用協会は、生成AIの教育活用に関する調査を2025年3月5日〜31日に実施しました。本調査は、全国の教育委員会・教育センターおよび学校(小・中・高)を対象に、生成AIの活用状況や課題、今後の展望についてアンケート形式で実施し、全国より288団体(教育委員会・教育センター164団体、学校124団体)の回答が寄せられました。
結果から、9割近くが生成AIの活用に関心があるとしながら、導入が決定している・検討を進めている割合は4割に留まりました。自由回答では「活用事例が知りたい」「どのような手続きをすればいいかを知りたい」「教育現場に与える影響が未知数」など、新しいツールに期待する声や不安視する声など様々な声が寄せられました。