昨日はマインクラフトとscratchを使ったプログラミングの方法を紹介しましたが、「マインクラフトとスクラッチを使う」ことが小学生のプログラミング教育で正解ということではありません。今はプログラミング教育の選択肢がたくさんあります。そのどれを選んだとしても、基本的な「プログラミングの学習」は出来ると私は思っています。それでは、どういう基準でプログラミング教育のツールを選べばよいのでしょか。
いろいろな選び方がありますが、私は「子供たちの興味のあるツール」で選んでいます。今回は講座の子供たちが”たまたま”マインクラフトを大好きだったので、マインクラフトでプログラミングを出来る環境を整えました。もしロボットが好きな子供たちだったら、レゴマインドストームやSpheroを用意していたでしょう。生徒が高校生だったら、PythonやRを使って機械学習やデータ分析の方法を教えていたかもしれません。 スマホのアプリ開発という選択もあります。
プログラミングはクリエティブな活動です。クリエティブな学習に一番必要なものは、「子供たちの好奇心」だと私は思っています。 好奇心は子供それぞれ。だから本当は、子供たちが興味のあるツールを自分で選んで、プログラミングを学習するスタイルが一番良いのです。個別最適化のプログラミング教育です。今の工業化社会の学校には難しいことを言っていると理解しています。でも、PBL(プロジェクト型学習)でなら、それは出来ると思っています。