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先生のための Weekly 教育ニュース(1/23〜1/29)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「東京都立大、授業料無償化を拡大へ」「大学入試改善へ、国が初の指針」「学給費、食材高騰で過去最高に」「高校・大学に爆破予告、臨時休校も」「KONAMI、『桃太郎電鉄 教育版』の提供を開始」について取り上げています。


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東京都立大、授業料無償化を拡大へ

東京都の思い切った政策です。東京都は0~18歳への月5千円給付を行ったりと、少子化対策にかなり積極的に動いていますね。

東京都立大(八王子市)の授業料無償化の対象者が、2024年度から拡大されることが明らかになった。都が27日、23年度予算案に関連経費を計上すると発表した。

都によると、授業料無償化の対象を、今の「世帯年収478万円未満」から「同910万円未満」に広げる。都立の高等専門学校についても同様とする。都は、23年度予算案に総額約1兆6千億円を計上する少子化対策の一環と位置づけている。

大学入試改善へ、国が初の指針

個人的に注目している今週のニュースがこちらです。

文部科学省は受験科目の見直しや英語民間試験活用など国公私立大学に入試改善を促す指針を作成した。同省が入試の改善に関する指針を出すのは初めて。一部大学では、学生確保のため、入学後の学習に必要な理系科目を課さないなど形骸化も指摘される。高校段階から文系理系に偏らず幅広く学び、大学で文理の枠を超えた能力を伸ばせる大学生の拡大を狙う。

25日の中央教育審議会大学分科会で指針案を示し、2月に決定する。来春以降の入試の参考にしてもらう。強制力はないが、文科省は、改善状況の点検などを通じ、取り組みを促す。

「強制力はない」とありますが、大学の予算を握っている文部科学省が交渉すれば、かなりの影響力を大学に対して持てるでしょう。大学入試改革が進む大きなきっかけになるかもしれません。

学給費、食材高騰で過去最高に

文部科学省は27日、2021年度の学校給食実施状況などに関する調査結果を発表し、給食費が全都道府県の公立小学校、中学校ともに過去最高となり、18年度の前回調査から3~4%の値上げとなったことを明らかにした。最も高い県と最も低い県の価格差は年額で小学校1万2870円、中学校1万5224円と大きく開いた。同省は、食材費の高騰で値上げに踏み切らざるを得なかった市町村が多かったと分析する。

2年ごとの調査だが、20年は新型コロナウイルス禍で休校が相次いだため、3年ぶりとなった。米飯給食を実施している学校数や学校ごとの調理方式など、13項目を対象に都道府県の教育委員会を通じて、実施した。給食費は、完全給食を実践する全ての公立小学校1万8696校、公立中学校8788校を調べた。

高校・大学に爆破予告、臨時休校も

高校・大学に対する爆破予告がありましたが、実際の犯行には及ばなかったようで安心しています。

全国の高校や大学などにファクスでの犯罪予告が相次いだことが24日、文部科学省や各地の県教委などへの取材で分かった。全国300校以上の高校・大学に届いており、一部で臨時休校としたほか、警察に相談した学校もあった。

文科省などによると、23日に新潟県や山梨県の大学など計12校に爆破予告が送られたほか、24日未明には埼玉県と大分県の高校など計138校に殺害予告があった。

大学には「爆弾を330個以上仕掛けた。きょうの15時までに30万円支払え」と書かれたファクスが届いた。高校へのファクスには「本日13時34分までに300万円振り込め」「応じなければ改造銃や火炎瓶で生徒や教員を殺す」と書かれていた。

KONAMI、『桃太郎電鉄 教育版』の提供を開始

私も遊んだことのある桃太郎電鉄が教育版になって返ってきました!地理のゲーミフィケーションですね。教育現場の意見を取り入れながら改善をしていくとのことで期待しています。

コナミデジタルエンタテインメントは、「桃太郎電鉄」を教材として無償で提供するブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下、 桃太郎電鉄 教育版)』について、 学校教育機関からの導入申し込みを、1月24日より受付開始することを発表した。