毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「教員不足対策に代替教員を来年度確保」「文部科学省、情報1の教員不足の改善計画を都道府県などに求める」「都がスピーキングテスト会場に職員数百人を配置」について取り上げています。
教員不足対策に代替教員を来年度確保
代替教員を配置する仕組みも大事ですが、学校の事務員を増やすことも検討してもらいたいですね。先生の書類仕事は多いので、その分の負担を軽減することで働き方改革に繋がります。
文部科学省は、産休や育休に入る教員の代替教員の確保が年度途中だと困難になっているという声を受けて、来年度から一定の条件の下、年度当初から代替教員を配置できるように運用を改めることを決め、1日、全国の教育委員会に通知しました。
代替教員は、教員採用試験に合格しなかったものの引き続き教員になることを希望して、各教育委員会に登録して採用を待つ、いわば「浪人」状態の人がなるケースが多いとされています。
文部科学省、情報1の教員不足の改善計画を都道府県などに求める
高校の情報1を教えられる教員が不足している現状に対して、文部科学省が改善計画を求めるニュースです。免許を持っている=十分な教育が可能、というわけではありませんので、外部の人材や教材もうまく活用して指導体制を整えていって欲しいですね。
2025年から大学入学共通テストの出題科目に加わる「情報1」の専門教員の不足が課題となる中、文部科学省は都道府県などに改善計画の提出を求めるなど、指導体制を充実させる方針を固めました。
プログラミングなどを学ぶ「情報1」は2025年から大学入学共通テストの出題科目に加わりますが、NHKがことし1月に行った調査では、この免許を持たず、臨時免許や特例で教えている高校教員が全国で1119人に上るなど、専門教員の不足が課題となっていました。
こうした状況を改善するため文部科学省は、免許を持たずに教える高校がある40あまりの都道府県や政令指定都市に対し、10月中に改善計画を提出するよう求めていることがわかりました。
都がスピーキングテスト会場に職員数百人を配置
東京都立高校入試の評価資料として中学3年生向けに27日に初実施される英語スピーキングテストで、都教育庁が試験会場に職員数百人を配置することが分かった。試験監督を単発のアルバイトが務めることに、専門家や一部保護者から不安の声が上がっており、都は職員動員で現場のトラブル対応に備えたい考え。
中略
職員配置の理由に、担当者は「実施状況を把握し、テストの円滑な実施に向け必要な体制を確保する。職員が試験監督を行うことはない」と回答した。
テストはベネッセコーポレーションが運営。インターネット上では「1日だけの単発のお仕事」などとし、時給1500円前後で試験監督を募集している。