先生のための Weekly 教育ニュース(4/18〜4/24)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「1人1台端末導入の教員アンケート、満足が88%」「特別免許制度の積極活用を文部科学省が呼びかけ」「全国学力テストが実施、プログラミングの問題が初登場」「子どもの生活と学びに関する親子調査2021の結果が公表」について取り上げています。


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1人1台端末導入の教員アンケート、満足が88%

教育新聞社が独自に行った小中学校の教員へのアンケート結果にて、1人1台端末導入の全体的な満足度は88%に上ることが分かりました。アンケートなので学校・地域によって差はあると思いますが、1人1台環境を教員が前向きに捉え受け入れていることが分かり、嬉しい限りです。

教育新聞が今年3月に行った、全国の小中学校教諭・学校管理職344人を対象としたウェブアンケートによれば、GIGAスクール構想による1人1台端末の導入で負担を感じている教員は多いものの、全体的な満足度を尋ねると「満足」「どちらかといえば満足」と答えた人が88.3%に上り、満足度は高いことが分かった。「児童生徒同士の協働的な学び」や「探究的な学び」など、端末活用で期待される新しい学びを実感している人の割合も、小学校・中学校で違いはあるものの、7~9割台と高かった。また約7割の教員が多忙な毎日の中、端末活用の方法について研究したり、情報収集したりするための時間を捻出していることも分かった。

アンケートで興味深かったのが、「特に1人1台の効果を実感したこと」についての結果です。「発表・プレゼンテーション」が73.5%でトップの結果となっています。

https://www.kyobun.co.jp/news/20220420_03/ より引用

他にも興味深い結果が公表されていますので、ぜひ教育新聞の記事をご覧ください。

特別免許制度の積極活用を文部科学省が呼びかけ

文部科学省が昨年度初めて行った全国調査では、4月の始業日の時点で公立の小中学校や高校などで合わせて2558人の教員不足が明らかになりましたが、今年度も厳しい教員不足の状況が報告されているとして、文部科学省は全国の教育委員会に緊急で通知しました。

この中では、教員免許がなくても知識や経験のある社会人を教員として採用できる特別免許の制度について、博士号を取得した人や国際的なコンクールで実績がある人などにも基準を緩和できるとしたうえで、積極的な制度の活用を促しています。

記事の最後でコメンテータも指摘されていますが、特別免許制度は教員不足の対症療法です。しかも特別免許を持っている人数は数百件程度と非常に少ないと聞きます。教員の働き方改革などを進めて人気低迷を改善するなど、抜本的な対策を文部科学省には期待しています。

全国学力テストが実施、プログラミングの問題が初登場

4月19日に小学6年と中学3年を対象とした全国学力テストが実施されました。今年は国語と算数・数学に加えて4年ぶりに理科が実施されたほか、小6の算数にてプログラミングの問題が初めて登場しました。

文部科学省は19日、小学6年と中学3年の全員を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の出題の狙いを公表した。中3は今回から新学習指導要領に基づく出題で、知識を活用して「思考力・判断力・表現力」を測る設問が目立った。小6の算数では新指導要領で導入されたプログラミングに関する問題が初めて登場。4年ぶり実施の理科では実験や観察で得たデータを分析する力をみた。

子どもの生活と学びに関する親子調査2021の結果が公表

東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所による共同研究「子どもの生活と学びに関する親子調査2021」の結果が公表されました。

●調査対象
全国の小学4年生から高校3年生の子ども14,642名、小学1年生から高校3年生の保護者20,471名(本体調査)。
※このプロジェクトの「調査モニター」(20,471組の親子)全員に調査票を配布(本体調査)。

●調査項目
【子ども調査】

起床・就寝時刻/生活時間/生活習慣/お手伝い/遊び場/1年間の経験/メディア利用/アルバイト/学校生活/勉強の好き嫌い/文系か理系か/ 学習時間/好きな教科や時間/部活動/習い事/学習塾/進学・留学への意識/成績の自己評価/保護者との会話/保護者とのかかわり/友だち・先生・祖父母・近所の人などとのかかわり/ 学習・思考・行動・人間関係の得意・苦手/自信/社会への関心/将来の目標/なりたい職業など

【保護者調査】
子どもとのかかわり/大切さを伝えていること/家庭での約束やルール/習い事/学習塾/教育費/子育てや教育の情報源/おこづかい/読み聞かせ/教育観/悩みや気がかり/進学への意識/ 保護者自身のふだんの生活(趣味、社会活動など)/教育や日本社会への意識など

報告書はこちらからダウンロードできます。

https://berd.benesse.jp/up_images/research/oyako_tyosa_2021.pdf

プレスリリースなどの報道では学習意欲の低下傾向が注目されていますが、報告書の詳細を見てみると家族旅行やスポーツ観戦、地域行事の参加などの割合が下がっており、そうした要因も考えられます。興味のある人はチェックしてみてください。