【本紹介】月はすごい〜資源・開発・移住

今日紹介する書籍は、「月の資源・開発・移住」に関するお勧めの新書です。2019年9月に出版されたばかりの新しい書籍のため、最新の宇宙開発の流れがよく組み込まれています。NASAが進めているアルテミス計画など、2020年後半は月探査・開発が大きなトレンドとなるでしょう。これらに興味のある方は、ぜひこの本で月探査・開発について学んでみてはいかがでしょうか。


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書籍紹介

目次は以下の通りです。

  • 序章 知識の再確認
  • 第1章 月の科学
  • 第2章 月面の環境
  • 第3章 砂漠のオアシスを探せ
  • 第4章 鉱山から採掘せよ
  • 第5章 月の一等地、土地資源を開発せよ
  • 第6章 月と太陽のエネルギーを活用せよ
  • 第7章 食料を生産せよ
  • 第8章 月から太陽系へ船出せよ
  • 終章 月に住み宇宙を冒険する未来にどう生きるか

最前線のJAXA月探査プロジェクトに携わっている著者なだけあって、内容は非常に専門的ながらも、素人でも分かりやすく解説されています。いきなり本題の「資源・開発・移住」について触れる前に、序章と第1章で「月の基本的知識」を丁寧に教えてくれる点も好印象でした。

月の何に興味があるかで面白いと思う章が変わりますが、個人的には「第5章 月の一等地、土地資源を開発せよ」が興味深かったです。こうした知識をもってNASAアルテミス計画などの資料を読んでみると、今まで気づかなかったNASAの狙いなどが推測できたりして大変勉強になりました。

また、「終章 月に住み宇宙を冒険する未来にどう生きるか」では今後の宇宙開発の展望について著者の考えが述べられており、改めて宇宙開発の意義などを考えさせられました。宇宙開発に興味のある学生は、一読の価値があると思います。

月の宇宙開発について学ぶには間違いなく最適な一冊ですので、興味のある方はぜひお手にとって読んでみてくださいね。